=日本平ホテルはお子様の健やかな成長と健康を日々願っております=
日本平ホテル庭園では期間限定で「郡上(ぐじょう)鯉のぼり」がご覧いただけます。
<写真は4/27(水)オープンの新レストラン棟『ガーデンコート』より撮影>
《群上(ぐじょう)鯉のぼり》
鯉が男の子の祝い事に使われるのは『黄鯉むれをなして滝をさかのぼり龍と化す』の古事によるものであります。
群上鯉はその昔、長良の渓流をさかのぼった元気の良い鯉の姿を本染めで再現したもので、四百年の歴史を誇る岐阜県群上八幡の町にはぐくまれてきました。
この染色技術はモチノリで木綿に絵を描き、大豆汁でとかした顔料や草木染料で着色、天日で乾かしてから水洗いする昔ながらの紺屋手法です。カチン染めともいわれ、いまこの方法を採用している染め屋は少なくなり、昭和36年には岐阜県無形文化財の指定を受けた14代目当主・渡辺庄吉さんの作品です。
群上本染は故湯川秀樹博士も「力強き野生の鯉」と称し、多くのファンを持つ名作です。